Love Psychedelico『The Greatest Hits』レビュー: さよならジオシティーズ! 過去記事一挙転載(12)

ジオシティーズが… 終わってしまう… このままでは… 高校の頃にしたためていた音楽レビューが消えてしまう… なんとか救出しないと… とあたふたしていたのですが, パソコンを検索したら出てきました! ということで, せっかく発見したので,「さよなら, ジオシティーズ」と題して, 過去に書いた音楽レビューをこのサイトへ転載することにしました. 12 回目は, 2001 年 1 月にリリースされた Love Psychedelico のアルバム,『The Greatest Hits』レビュー. 文章はほぼそのまま!

ではどうぞ…!

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Love Psychedelico『The Greatest Hits』レビュー

うーん、はっきり言って、あんまり好きじゃない。

確かに、メロディーの良さは素晴らしいんだけど、
収録曲の全部が同じテンポで進んでいるから、
アルバム全体を通して、「あー、聴いた!!」って感じが、あまりしない。

つまり、アルバムといての完成度は、低いってこと。

しかし、それを成立させるのには、今のアレンジでは、難しいと思う。
楽曲一つ一つは、すごくいいんだから、
次は「GREATEST HITS」じゃない、ちゃんとしたアルバムを創ってほしい。

で、100万枚。
正直、すごい。そして、喜びたい。

LOVE PSYCHEDELICOの何処が魅力かって、
「歌詞」と答える人は、ほとんどいないだろう。
だって、何を言ってるかワカランし、半分以上が英語だし。

つまり、明らかにメロディーで売れている。
これは、日本のリスナーの耳が肥えてきた証拠だろう。
より洋楽指向になった、と言えば、少し違う気がするが、
歌詞でも、リズムでもない、メロディーが売れる時代が来たんだな、と思う。

そして、アレンジの妙。これも、100万枚の原因の一つだろう。

しかし、次もこれで行けるかといわれれば、そうでもない。
残念ながら、リスナーが飽きてくる時期は、必ず来る。
その時に、どう変われるか、それとも、それすら飲み込む力を持っているか。
LOVE PSYCHEDELICO、まだ頂上にいるわけでは、ない。

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