誤解を恐れずに言えば、「初めてロッキングオンジャパンを読んだ中2以来の興奮」を、音楽誌において覚えた。
テーマが「3.11と音楽」、ということで、最初からガリガリ読んでいくと、そのほとんどが音楽〈そのもの〉(この点に関しては、私は ” musicking ” について、今一度考えてみなければならぬ)と関係のないように思えた。 続きを読む
誤解を恐れずに言えば、「初めてロッキングオンジャパンを読んだ中2以来の興奮」を、音楽誌において覚えた。
テーマが「3.11と音楽」、ということで、最初からガリガリ読んでいくと、そのほとんどが音楽〈そのもの〉(この点に関しては、私は ” musicking ” について、今一度考えてみなければならぬ)と関係のないように思えた。 続きを読む
著者は邦楽を始め、「わらべうた」など極めて音楽の生まれるゼロ地点に近い位置で民俗音楽を人類学的な方法で分析していた、ま、日本の邦楽研究の大家で、今読んでいるのですが(読み終わってからか書けよ、という話ですが)、非常に音楽について考えさせられる。
ブックオフで安かったから買った。坂本龍一の半生が綴られている。
「聴き方」というタイトルだけど、
実際には「音楽を語る」ことが議論の中心の本。
音楽を「語る」という行為は、最終的に不毛だと思う。
これは著者も言っているし、俺個人としてもそう思う。
でもそれは聴き手にとってのみで、あらゆるレベルでの作り手にとっては、
語ること、言葉にすることは、音楽にとっては不可欠になる。
それに、音楽を「語る」という行為が不毛であることは、
19世紀の西洋音楽社会に一般化した、
音楽「公演」と、「批評」と原因がある(らしい)。