「 Xtra Peace 」一覧

音楽学と哲学 (『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』読書ノート (2)「1.1 Historical Musicology and Philospohy」)

この記事は『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』「PART Ⅰ. Chapter 1. Historical Musicology and Philospophy」の読書ノートです。

本章では、音楽学と哲学の関係が探求されています。音楽学はその定義が曖昧であり、音楽とロゴス(言語)の対立が原因であることを指摘します。音楽学は19世紀後半に確立され、グイド・アドラー Guido Adler の『音楽学の範囲、方法及び目標』がその基礎を築きました。

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本当は簡単な MPC Live 2 の使い方: MPC Live 2 の基本的な使い方について解説動画を公開しました

MPC Live 2 は、シーケンサー付きサンプラーである MPC の現行モデルの 1 つ。自分の好きな音を録音 =サンプリングし、編集・加工した音素材を使って楽曲制作したり、演奏したりできる音楽機材です。

サンプリングした音素材の演奏は4 × 4 に配置された 16 個のパッドで行います。この 16 個のパッドを自在に叩いて「フィンガードラム」もできます。

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音楽「の」哲学 / 音楽「と」哲学 (『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』読書ノート (1)「序論」)

この記事は『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』「序論」の読書ノートです。

『The Oxford Handbook of Western Music and Philosophy』の序論では、音楽と哲学の関係性を探ることがこの書籍の主な目的であることが強調されています。

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MPC をライブで生演奏する方法 6 選

現行のスタンドアロン型 MPC は、まさにそれ 1 台で音楽制作を完結できる非常に優れた機材です。一方で、MPC で楽曲を完成させたは良いものの、どうやってライブでパフォーマンスしていいのか、よく分からないこともあるでしょう。

せっかく MPC で楽曲制作したのに、いざライブで披露するときに再生ボタンを押すだけではつまらないですよね?

MPC にはせっかくパッドが付いているのですから、ライブのときにはパッド・パフォーマンスをしたい! でもどうやっていいか分からない! という方に、この記事では、MPC で制作した楽曲をライブで生演奏する方法を 6 つ、紹介します。

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新しい音楽プロジェクト: musicologic スタート

「音楽的、音楽論的」管理人です。ここ数年、Xtra Peace という名義でネットを中心に音楽活動してきましたが、この度、新しい音楽プロジェクト: musicologic をスタートすることにしました。

新プロジェクト: musicologic スタート

まだ具体的な作品はできていませんが、今後は、musicologic として音楽作品を発表します。

音源を発表している Bandcamp や Soundcloud、YouTube などはまだ、 2023 年 1 月 31 日現在、Xtra Peace 名義ですが、順次、変更していきます。

これからも刺激的な音楽作品を発表します。

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20 世紀の音楽思想 (5) 音楽とマルクス主義: アドルノ、ブロッホ

音楽と社会、そして哲学とはどのように関わっているのでしょうか? 今回の「音楽の哲学史」シリーズではこの問いを考えるため、マルクス主義的アプローチにを取り上げます。特に、テオドール・W・アドルノ(Theodor W. Adorno)とエルンスト・ブロッホ(Ernst Bloch)の思想に焦点を当てて、その詳細を見ていきましょう。

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八王子発・次世代ガールズバンド、ちゃくらのライブを観た!

ちゃくらというバンドをご存知ですか? 八王子の専門学校で昨年結成されたばかりの 4 人組ガールズバンドなんですが、11 月に YouTube で初公開した MV「海月」が 1 ヶ月で 10 万回再生、そして年末までに 20 万回以上も再生されていて、いわゆる「邦楽ロック早耳さん」界隈では話題になっているバンド (だと思う) なのですが、

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20 世紀の音楽思想 (5) 音楽と感情: プラット、マイヤー、クック

本ブログの「音楽の哲学史」シリーズ、前回の記事では、音楽とシンボルの哲学として、ネルソン・グッドマン(Nelson Goodman)やスザンヌ・ランガー(Susanne Langer)の思想を解説しました。今回は、キャロル・C・プラット(Carroll C. Pratt)、レオナード・B・マイヤー(Leonard B. Meyer)、デリック・クック(Deryck Cooke)の視点を中心に、音楽と感情の関係について詳しく探っていきます。

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20 世紀の音楽思想 (4) シンボルとしての音楽: ランガーとグッドマン

音楽と言語の類似点や相違点を考えたことはありますか?

20世紀の音楽に関する考察では、音楽をシンボル体系として捉えようとする試みが繰り返し行われてきました。

本ブログの「音楽の哲学史」シリーズ、今回は、その代表的な哲学者であるスザンヌ・ランガー(Susanne Langer)とネルソン・グッドマン(Nelson Goodman)の視点を探ってみましょう。

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