YouTube、ニコ動でのボーカロイド作品公開をスタート

サイト管理人です。いままで SoundCloud でのみ、ボーカロイド作品を公開していましたが、2021 年の 3 月 9 日、ミクの日に合わせて、YouTube、ニコ動でも作品の公開をスタートしました。

公開した楽曲は 2 曲、2015 年に制作した「Cute Ass (future school intro) ft. 初音ミク」と、「Heavenlily ft. 初音ミク」です

今後も、定期的に過去作品を動画サイトに公開していく予定です。

さて、この 2 曲ともボーカロイドを使用した Hip Hop / Rap がテーマです。当時、ニコニコ動画で人気を集めていたボーカロイドによるラップ楽曲は、湘南乃風やケツメイシ、Funky Monky Baby といったアーティストから強く影響を受けていると思われるような作品が多数でした。

どういうことかというと、フロウが旋律的で、あまりラップには聴こえないということです。

現在こそ、人間によるラップであっても Trap 以降のメロウ・ラップが主流ですが、フリースタイルダンジョン前夜だった当時の日本の旋律的なラップは、レゲエやカリブ音楽の系譜にあるものでした。だから厳密に言えば、やはりラップではなかった、日本人が「ラップ」だと誤解していた、ラップらしい「何か」でした。

この、レゲエやカリブ音楽の系譜にあってリスナーはラップだと思い込んでいるけど実際はラップではない「何か」、そうですね、ここでは、ゼロ年代日本型レゲエ風ラップと言うことにして、ゼロ年代日本型レゲエ風ラップに影響を受けた当時のボーカロイドによるラップ作品は、やはりラップではなく、ゼロ年代日本型レゲエ風ラップでした。

そうではなく、ちゃんとした日本語のラップをボーカロイドで制作したい、という思いから試行錯誤の末に、日本語によるボーカロイド・ラップを実現することができました。その成果が、「Ultimate Miku Song」であり、また、技術は本サイト「ボーカロイドラップの作り方」で公開されています。

「Ultimate Miku Song」は、フリースタイルダンジョン前夜に制作した、ボーカロイドによるボーカロイドを dis る楽曲で、制作し発表するのが「早過ぎた」感はあります。

また、「ボーカロイドラップの作り方」は、長らく Google 検索で「ボーカロイド / ラップ / 作り方」といったワードで検索すると 1 ページ目、1 番目に表示されていたので、2015 年に記事を公開して以降の数年間、ボーカロイドでラップを作ろうと試みた P さんはほぼ全員が参考にしていたのではないでしょうか。

わたしの楽曲はあまり再生数は伸びませんでしたが、2015 年以降の数年間は、多くのボーカロイドによるラップ曲がわたしの影響下にあると言っていいと思います。

ボーカロイド日本語ラップを「Ultimate Miku Song」で確立し、「ボーカロイドラップの作り方」で丸裸にした、その次に取り組んだのが、「Cute Ass (future school intro)」と「Heavenlily」です。

この 2 曲は、当時勢いのあった Chance The Rapper のフロウをボーカロイドで再現しようとした作品です。

Chance のフロウを再現できたかどうかは、リスナーの方に判断を委ねるとして、メロウなラップ、喋り型のラップを使い分けながら、複数パートの初音ミクを組み込んでいるのが特徴で、この点に関してはかなり作り込んだのでお楽しみいただけるのではないかと思います。

現在はボーカロイドを使用しない作品を制作中ですので、ボカロはしばしお休み中ですが、今後もボカロ作品を発表していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

【スポンサーリンク】
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

関連コンテンツとスポンサーリンク

【関連コンテンツとスポンサーリンク】



【スポンサーリンク】
スポンサーリンク