Roland SP-404MKIIは、プロフェッショナルやクリエイターにとって必須のツールであり、高度なサンプリング機能、ダイナミックなエフェクト、直感的な操作性を提供するサンプラーです。この機材は音楽制作とライブパフォーマンスの可能性を広げることで知られています。
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ファームウェアV4.04の概要
2024年4月4日にリリースされたこのアップデートでは、新機能の追加や既存機能の改善が多数行われています。「LOOPER」「GROOVE」「MULTIPAD EXPORT」などの新機能が追加され、サンプルやパターンの編集がより柔軟になりました。
特に注目するべき機能
- LOOPER: サンプルを重ね録りすることで、ライブパフォーマンスや音楽制作時の表現力を高めます。
- GROOVE: サンプルにリズムの「クセ」をつけることで、音楽に独自性と動きを加えることができます。
- MULTIPAD EXPORT: パターンをパッド単位でオーディオに変換する機能により、DAWでのさらなる編集が容易になります。
- •SOUND GENERATOR: 新たに追加されたサウンドジェネレーター機能により、ベースラインやメロディックフレーズ、サウンドエフェクトの生成が可能になり、さらに幅広い音楽制作が可能になります。
- •Koala Samplerとの連携: SP-404MKIIから直接Koala Samplerを操作できるようになりました。これにより、より直感的でシームレスなサンプリングと音楽制作のワークフローが実現します。
Roland ウェブサイトより:
- サンプルを重ね録りをする「LOOPER」を追加
- サンプルにリズムのクセを付ける「GROOVE」
- •パターンに録音したフレーズをパッド単位でオーディオに変換する「MULTIPAD EXPORT」
- パターン・チェインをバウンス (サンプルに変換) する機能
- •SP-404MK2 から “Koala Sampler” の操作が可能に。
- •ベース音などを作る「SOUND GENERATOR」
- TR-REC でパターンをノート単位でエディットする「MICROSCOPE」を追加
- •TR-REC にタップ・レコーディング機能を追加
- 複数のサンプルを 1 つのサンプルに合成する「SAMPLE MERGE」
- •サンプリング/リサンプリング時、サンプリングする小節数の設定機能
- •サンプリング/リサンプリング時、レベル・メーターを表示
- サンプリング/リサンプリング時、外部 MIDI のスタート / ストップ・コマンドでコントロール
- SP-404MK2 本体操作でサンプルとプロジェクトのファイル名を編集する「RENAME」
- SP-404SX / SP-404A のプロジェクトをインポートする「IMPORT PROJECT (SP-404SX)」
- SD カードに保存されているプロジェクト・ファイルを直接ロードする機能を追加
- DJ モードで SD カードに保存されているサンプルをインポートする機能
- クロマチック・モードでのスケールの種類を増
- ROLL を、パターンに記録する機能
- サンプル再生のロール間隔の種類を増
- 「DJFX Delay」を追加
- MFX に FILTER+DRIVE / RESONATOR / DELAY / ISOLATOR / DJFX LOOPER を追加
- BUS 1 / BUS 2 のエフェクトを入れ替えた時、エフェクト・パラメーターの値を保持
- サンプルごとにパッドの点灯色を設定する「Pad Color 」を追加
- その他、軽微な機能追加/機能改善を行いました。
これらの機能により、SP-404MKIIはより創造的で柔軟なサウンドメイキングが可能になり、音楽制作の新しい地平を開くことでしょう。