グールド関係の翻訳のほか, マーシャル・マクルーハン, カナダ文学, ロシア文学など幅広い分野をカバーする宮澤 淳一, ハンガリー音楽を中心とした研究者の横井 雅子, そしてケージを中心に現代音楽を研究している白石 美雪の 3 人による音楽書, タイトルも直球の『音楽論』が, 3 月に発売予定. 武蔵野美術大学出版局から.
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書籍情報
- タイトル:『音楽論』
- 著者: 宮澤 淳一 ・横井 雅子・白石 美雪
- 出版社: 武蔵野美術大学出版局
- 発売日: 3 月 14 日( 2016 年 2 月 15 日現在の予定日 )
「音楽に通底する基本的視点を1章で示し、2章は身体を、3章では道具を手段とする音楽の表現について記述し、4章では楽譜と口頭伝承という伝播の方法について説く。5章では新しいパフォーマンス理論を参照考察し、6章ではメディアの歴史とポピュラー音楽を概観して初音ミクまで論じ、7章では意味・美術・舞台の3つの角度から音楽をめぐる想像力にアプローチした。さらに8章では音楽と言葉の関わりを捉え、9章では音楽をめぐる政策や産業までを視野に収める。
( Amazon『音楽論』紹介文より )
著者既刊
- 宮澤 淳一『グレン・グールド論』( 春秋社, 2004 )
- 横井 雅子『ハンガリー音楽の魅力―リスト・バルトーク・コダーイ (ユーラシア選書)』( 東洋書店, 2006 )
- 白石 美雪『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』( 武蔵野美術大学出版局. 2009 )