いよいよ平成最後の年がスタートしました。あと 4 ヶ月ほどで、新しい元号へ移行し、日本はいやがおうにも新時代を迎えてしまいます。こういった時間的な・特別な区切りのタイミングにおいては、そこまでの一定の時間がいったいどういった時間だったのかを振り返り、まとめたくなるものです。一部の音楽ファンは熱心に、その月のベスト音楽、半年のベスト音楽、1 年間のベスト音楽を選出します。いまは、それが平成だということです。
農業とヒップホップの意外な共通点: Lil 農家『Lil 農家』
片や, 紀元前 9500 年前までさかのぼることができると言われ, 現在では発展途上・田舎のイメージがあり, そして生命維持に欠かせない食料を生産している農業. 片やや, 40 年程度の歴史しかなく, 都市で生まれ, 現在も都市性がその特徴であり, 生命維持に不可欠とは言えない文化, そして音楽であるヒップホップ. このように書くと, 農業とヒップホップは真逆の何かで, 両者に共通点を見出すのは難しいかもしれません.
aiko 「ボーイフレンド」に潜むモード感とテンションの魅力
aiko のヒット曲「ボーイフレンド」。この曲が2000年にリリースされた際、その個性的な歌詞とメロディが多くの人々を魅了しました。特に「ボーイフレンド」は、J-POPの中でも非常に珍しいテンションコードが多用された楽曲であり、その独特のメロディラインが特徴です。この記事では、羽島亨『ヒット曲は発明だ!』(2018)を参考に、aikoの「ボーイフレンド」が持つモード感やテンションノートについて、詳しく解説していきます。
続きを読むいきものがかり「ありがとう」に込められた感情の揺れ: いきものがかりのヒット曲を紐解く
ふとした瞬間に、なぜか心に深く響くいきものがかりの「ありがとう」。実は隠された音楽的な仕掛けが満載なんです。なぜ、この曲がこれほどまでに感情を揺さぶるのか、羽島亨の著書『ヒット曲は発明だ!』(2018年)を参考にしながら、その秘密に迫ってみましょう。
続きを読む[2018 年版] 大阪駅からサマソニ会場・舞洲へのアクセス, 宿泊など
8 月 18 日に, サマーソニック ’18 大阪へ行って来ました. ライブ・レポートなどは以下の記事を参考にしていただくとして,
日本で初めて Chance The Rapper を体験できた喜び: サマソニ大阪・レポート
みなさんは Chance The Rapper のどういったところが好きですか? 大手レコードレーベルと契約せずにグラミー賞獲得したっていう型破りなサクセスストーリー? それともゴスペルやジャズ, ソウルといった伝統的な音楽とジュークをミックスしたヒップホップていう音楽スタイル? あるいは, シリアスな現実を受け入れつつ力強く生きていこうというメッセージ (「力強く」というのはちょっと単純化し過ぎですが) を, キリスト教的な世界観を通じて伝える歌詞に, 感銘を受けたファンもいるかもしれません.
初体験だらけの贅沢なフェスだった!: サマーソニック 2018 大阪 1 日目レポート
Chance The Rapper が来る!!!!! ということで, これは行かなければいけない, となって, 行って来ましたよ, サマーソニック 2018 @大阪の 1 日目. 大阪の 1 日目って, Chance The Rapper の日本初公演になるんですよね. もう行くしかないじゃないですか! もちろん, せっかくのサマソニなので, Chance 以外も観てきました. Chance のステージのレポートはすでに公開していますので,
初音ミクが自らの存在についてラップしまくる!: 『みくすて!』解説 (4)「初音ミクの実存」
7 月 13 日に, Soundcloud, Datpiff から配信スタートしました『みくすて!』楽曲解説記事の 3 回目です. 前回は 3 曲目「Why To VOCALORAP」について解説しました.
今回は 4 曲目,「初音ミクの実存」について. 続きを読む
初音ミクによる掛け合いラップ: 『みくすて!』解説 (3)「Why to VOCALORAP」
7 月 13 日に, Soundcloud, Datpiff から配信スタートしました『みくすて!』楽曲解説記事の 3 回目です. 前回は 2 曲目「PASS THE MIKU」について解説しました.
今回は 3 曲目,「Why to VOCALORAP」について. 続きを読む
3 タイプの初音ミクによるマイクリレー: 『みくすて!』解説 (2)「PASS THE MIKU」
7 月 13 日に配信スタートしました『みくすて!』楽曲解説記事の 2 回目です. 前回は 1 曲目「Super So Miku」について解説しました.
今回は 2 曲目,「PASS THE MIKU」について. 続きを読む