先日、宮﨑駿の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』の考察記事、「革命のリビドー」を公開したのですが、
「革命のリビドー」では、フロイトやマルクスなどを参考にしながら、独自な視点で考察しました。
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「革命のリビドー」では、フロイトやマルクスなどを参考にしながら、独自な視点で考察しました。
続きを読む本記事には『君たちはどう生きるか』のネタバレが書かれています。
公開初日、レイトショーで観てきました。
タイトルの元ネタになった小説は読んだことがあります。吉野源三郎『君たちはどう生きるか』。ただし、何年も前で、内容もうろ覚えです。
鑑賞前のネタバレは、声優と主題歌程度で、それ以外はありませんでした。物語についての事前情報はナシ。
ただし、先入観として、吉野源三郎の小説が原作だと思い込んでいました (逆に言うと、それくらい事前情報を知らなかった)。
続きを読む2020 年代の J-POP はヒットチャート上位でもひんぱんに転調するなど、かなり技巧的な楽曲が多いですね。テン年代以前にそのような楽曲がなかったのかというと、さすがに Official 髭男 dism「Cry Baby」(2021) みたいに極端なものはなかったかもしれません。しかし転調を効果的に使う楽曲は、J-POP ではそれほど珍しいものではありません。
例えばよくあるパターンが、最後の最後の大サビで、半音や全音、メロディーの形そのままに移調する、という転調パターンです。例えば宇多田ヒカル「First Love」(1999) がそうですね。
続きを読む※この記事は、「Sagishi さんの YOASOBI「アイドル」評が興味深かったのでいろいろ調べました」 の補足記事です。
YOASOBI「アイドル」(2023) の特徴の 1 つに、非常に展開が多いことが挙げられます。そしてその展開ごとに、異なるジャンルの手法が使われていると思います。私が思うに「アイドル」は、
という 3 つのジャンルを展開ごとに切り替えています。
続きを読む「韻を踏んでいる / 踏んでいない」「韻を踏む必要がある / ない」といった議論は、どういう理由かとても取り締まりに厳しい方々、通称ライム・ポリスがいらっしゃいます。ライム・ポリスのうち特に厳しい、もしかして過激派なのでは? と勘繰ってしまう一派は特に、韻暴論者と言われています。嘘です。韻暴論者、さきほど YouTube で調べたらさらに近づき難い同名のラップ・ユニットが存在しました。どこまで冗談なのか本当なのか、とにかく私は韻、というか rhyme の議論にあまり参加したくないのですが、調べていくうちに非常に興味深いことが分かりました。ですので、よくある「調べてみました!」系と似たような「英語の歌詞に韻は必要? 調べてみました!」的記事を残しておきます。
自分用のメモです。
主にインターネットの情報を集めたものです。
あまり信用度は高くないと思ってください。
続きを読む※ 2023 年 6 月 12 日追記(1): 補足記事を書きました「キメラ・ポップのルーツを求めて: YOASOBI「アイドル」のように展開が非常に多い楽曲はどこから来たのか」
※ 2023 年 6 月 12 日追記(2): 補足記事を書きました (2) 英語の歌詞に韻 (rhyme) は必要か?
Sagishi (@sagishi)さんの YOASOBI「アイドル」(2023) 評が興味深かったので、
私もいろいろ調べました。
続きを読む最近、MPC を触っていて、改めてサンプリングとパクリの違いについて考える機会がありましたので、私の考えを述べます。
続きを読むこの世のあらゆる「音」を加工して音楽化するサンプラーと、自動演奏プログラムを組めるシーケンサー。MPC Live 2 はこのサンプラーとシーケンサー、両方の特徴を備えた音楽機材で、楽曲制作 = ビートメイクからライブ演奏 = フィンガードラムまで、その用途は幅広い。
続きを読む20 世紀初頭のルーマニアの音楽家、George Enescu によるオペラ『オイディプス王』が、ジャズへと解体・再構築。『Oedipe Redux』と題されニューヨークのレーベル Sunnyside Records から 5 月にリリースされます。手がけたのはトランスシルバニアのピアニスト Lucian Ban と 、アメリカのバイオリニスト Mat Maneri。
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