「 Xtra Peace 」一覧

ChatGPT 4 に音楽評論を書いてもらう

最近、音楽を改めてたくさん聴きたいと思い、20 世紀の名作をサブスクで聴いています。

できれば年代順に聴きたいので、自分の要望にかなうようなプレイリストがないものか、と、最初、探してみたのですが、気に入るものはありませんでした。

また、Web 記事にもありませんでした。

続きを読む

こんなにも心をかき乱される: 映画『キリエのうた』(ネタバレあり感想)

映画『キリエのうた』を観て、その直後に書いています。

正直、なんと言っていいのか・・・。無理やり何かを言わなければいけないわけではないのですが。

いや、面白くなかったわけではなく、すごくですね、見応えのある映画だったと思います。

「キリエ」。

その意味だけ、映画を見終わった後に調べました。

続きを読む


資本主義と多様性: Lizzo 、圧巻の初来日ステージを目撃した!!!!!(フジロック・フェスティバル ‘23)

あまりもうフジロックに魅力を感じなくなっていて、よっぽど観たいアクトが来ない限り行きたくないのですが。

みたいなことを、フジロックのレポートの枕に毎回書いている気がします。

それで今回、「マジで… 来るの… 単独じゃなくて… しかも何でよりによってフジ…」

続きを読む

映画『君たちはどう生きるか』をどう観るか。4 本 17,000 字の考察記事まとめ: あるいは補遺としてのドゥルーズとの共鳴

公開からまもなく 1 週間。公開前の徹底的なネタバレ予防と、公開後でもパンフレットなどの公式設定集の発表が未アナウンスであること、そして作品自体の情報量の多さから、ネット上では宮崎駿監督・アニメ映画『君たちはどう生きるか』について、さまざまな考察が展開されています。

わたしも公開初日に観てきまして、衝撃を受け、全体的には傑作だと確信しました。ただ同時に、やはり情報量が多いためか、部分部分で意味不明だと感じる箇所がたくさんありました。

続きを読む

宮崎駿『君たちはどう生きるか』はなぜ難しいのか?: 実はシンプルなあらすじを解説

※ この記事は宮崎駿『君たちはどう生きるか』のネタバレを含みます。

宮崎駿監督の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』ですが、だいぶ賛否が別れているようですね。この記事を書いているのは 7 月 20 日で、まだパンフレットは発売されておらず、理解の助けになるものも少ないので、内容が分かりにくいというのも、賛否が分かれている理由だと思うのですが。

続きを読む

「登場人物のモデルについて考察」について考察

あるフィクションの物語について、作者の実生活 (人生といってもいいかもしれませんが) と物語との関連が考察されることがありますね。例えば、物語の主人公が作者自身なのではないか、とか、登場人物は作者の身近な人なのではないか、とか。もちろん作者自身が私小説だ、と公言しているケースもありますが。そうでない、現実離れしているような設定の物語であっても、登場人物のモデルに作者の身近な人を見立てる、といった解釈がされることがありますね。

続きを読む

宮﨑駿監督・映画『君たちはどう生きるか』の現代的価値: 誰をターゲットにした映画だったのか?

先日、宮﨑駿の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』の考察記事、「革命のリビドー」を公開したのですが、

「革命のリビドー」では、フロイトやマルクスなどを参考にしながら、独自な視点で考察しました。

続きを読む

革命のリビドー: 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』公開初日・初見ネタバレ考察

(出典: https://twitter.com/JP_GHIBLI/status/1679505979262619649 )

本記事には『君たちはどう生きるか』のネタバレが書かれています。


公開初日、レイトショーで観てきました。

タイトルの元ネタになった小説は読んだことがあります。吉野源三郎『君たちはどう生きるか』。ただし、何年も前で、内容もうろ覚えです。

鑑賞前のネタバレは、声優と主題歌程度で、それ以外はありませんでした。物語についての事前情報はナシ。

ただし、先入観として、吉野源三郎の小説が原作だと思い込んでいました (逆に言うと、それくらい事前情報を知らなかった)。

続きを読む

サビで転調する J-POP (ほか、転調が印象的な J-POP)

2020 年代の J-POP はヒットチャート上位でもひんぱんに転調するなど、かなり技巧的な楽曲が多いですね。テン年代以前にそのような楽曲がなかったのかというと、さすがに Official 髭男 dism「Cry Baby」(2021) みたいに極端なものはなかったかもしれません。しかし転調を効果的に使う楽曲は、J-POP ではそれほど珍しいものではありません。

例えばよくあるパターンが、最後の最後の大サビで、半音や全音、メロディーの形そのままに移調する、という転調パターンです。例えば宇多田ヒカル「First Love」(1999) がそうですね。

続きを読む

【スポンサーリンク】
スポンサーリンク